■自転車通勤17年目の男が日々の走りで気付いたこと~事故報告~(飛び出し注意編)

まさかヒヤリハットを経験した2日後に事故報告をすることになるとは思っていませんでした。

ご心配させないように、まずは、ケガや自転車の破損の状況ですが、私が少し膝を擦りむいた程度で済みました。

事故の状況は下記のとおりです。

 農村集落内の自動車のすれ違いが出来ない幅の狭い舗装された直線の緩やかな坂道。沿道は、農家住宅、お寺などが張り付き、生け垣や塀により左右の出入りの見通しは良くない。

 通過交通はなく、お住いの方しか通らない道路といった感じです。

 朝7:18頃、私は緩やかな登坂を10km/h程度のスピードで直進。

 この時間帯は、自宅に出入りする自動車と数回遭遇しているため、比較的ゆっくり安全確認をしながら進んでいる。

 そのお宅を通り過ぎた瞬間に、反対側の塀の影から目の前に自転車が飛び出てきて、避ける間もなく、相手の自転車の側面に追突。相手は「うわ~~~!」と叫んでいた。

 私は右側に転倒。

 私は倒れ込んで確認はできませんでしたが、相手はそのまま立っていたと思われます。

 転倒の衝撃で右のクリートが外れて、横倒した姿勢まま左はスムーズに外せました。

 直感的に「無傷だな」と感じたので、ノロノロと立ち上がりました。

 相手は、「飛び出しちゃってすいません。」「大丈夫ですか。」と言っている。

 私は、少々混乱しながらも、自身の体を簡単にスキャンして、特に痛い場所がないことを確認。

 続けて、自転車が破損、パンクしてないか、スマホが割れていないかを目視でチラッと確認。

 その時間は、10秒あるかないか・・・混乱していてハッキリと覚えていない。

 怒りの感情は全く無く、どちらかというと「あー、何てことしてくるんだよ。面倒くせぇなぁ。」といった感じ。

 私は、「大丈夫そうです。」と力なく言って、ここで初めて相手を確認。

 気の良さそうな顔をしたYシャツ姿の40代くらいのおじさんだった。

 自転車はママチャリ。ヘルメットは未着用。

 飛び出してきた道を見ると畑の未舗装のあぜ道。

 その間に思ったことは、

「相手の身元を確認しないとかなー・・でも、面倒だな。自分の名乗るのなんか嫌だし。まぁ、痛いところもないし、いざとなったら奥に見える家を訪ねればいいか。」

「「危ないだろ!飛び出してくるな!」とののしる気にもなれないな。」

「飛び出して奴のケガの心配なんてする気にもならないな・・嘘でも「大丈夫ですか?」って言った方がいいのかな。」

 そんなことを考えるも特段何も言わずしばし沈黙が流れた後、なんとなく双方出発。

 私は登り。相手は降り。

 チェーンが外れていたが、何回か回したらハマったのでそのまま漕ぎ始める。

 私は、改めてケガをしていないか、自転車が破損していないかを確認。

 残りの道中は、「気持ちを引き締めて安全運転!」、「あーあ、事故っちゃったよ。トホホ。」、「何か段々腹立ってきたぞ。あれを言うべきだったのでは。」等がグルグルと頭を巡る。

 何とか無事に職場に到着。

 降車して着替えながら、身体を確認すると、右ひざに小規模な擦りキズ、右腕に若干違和感あり。

 ともかく大事故にならなくて良かったと思っていますが、あれはどうやれば回避が出来たのかまだ答えは出ていません。

 以上が、事故の報告になります。

 今回のケースでは、我ながら上手に転んだと思っています。

 転倒時の注意事項は、手を付かないこと。ハンドルを握ったまま体を丸めて倒れましょう。手や指は繊細なので骨折のリスクが非常に高いです。今回はとっさの出来事だったので反射的に手を出す余裕もなかったようです。でも、覚えておくだけでケガのリスクは相当下がります。

 また、事故や転倒で毎回思うのは、精神的に結構ダメージあるなということです。

 「ああすれば回避出来たのではないか。」「ああ言ってやれば良かった。」「何でその場でそれが出来なかったのか。」など、次々に思考が巡ってドンヨリ、クヨクヨして、日常生活に支障が出ます。

 今回の件で巡った主な思考は以下のとおりです。

・相手の身元を聞いておくべきだったのか。せめて、あの見える家の住人かくらい確認すればよかったかな。(後ほどGooglemapで確認したらいっぱい家があった。)

・相手に何か言うべきだったのでは、「ケガはないですか。」「私は毎日ここを通るので、今後は安全確認をしてください。」「ヘルメットを着用してください。今回は、私が転倒しただけで済んだから良かったですが、あなたが転倒して頭を打っても、私は責任を取れませんよ。」。などなど。

 ここに書いたら随分気持ちがスッキリしたのは新しい発見かもしれません。

 まとめ。

 今後も安全第一は変わらないのですが、今回みたいな相手の飛び出しのケースは避けようがないなと思っています。

 そうなると事故後にモヤモヤを少なく出来るように、事後時の対応のイメトレをしておくのが有効かなと感じました。

 引き続き、気を付けて自転車通勤を楽しみましょう!!

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