■自転車通勤17年目の男が教えるメリットと注意点~初心者でも安全に楽しく走れるようになる方法~(雨の日対策)

自転車通勤

はじめに

 自転車通勤で最も憂鬱なのが雨の日です。

 体も服も濡れる、カッパなどで動きや見通しが悪い、路面が滑る、ブレーキが利かない、車の挙動がいつもと異なるなど、不快で危険な状態です。

 しっかり対策をして少しでも快適で安全に通勤しましょう。

 ちなみに、傘さし運転は道路交通法違反で罰金なので絶対にしてはいけません。

服装の対策

 一番のおススメは、全身濡れてもいい恰好をすることです。

 しかし、そういう格好で自転車通勤できる環境の方はごく少数だと思います。

 一般的に使用されるカッパは、頭と体の雨を防げますが足元は濡れてしまいます。

 そのため、足元の対策をいかにするかが攻略のポイントとなります。

 一般向けから順におススメを紹介しますので自身に合った方法を検討ください。

カッパ+靴にビニール袋をかぶせる

 靴を履いたままビニール袋をかぶせる方法です。

 ビニール袋は、口を軽く縛って、靴下の中に入れるのがおススメです。

 利点は、簡単で安価なことです。

 欠点は、漕いでいるうちに、ビニール袋が靴下から出てしまう、ビニール袋が破けてしまう、緩んできてチェーンに干渉してしまう、袋がペダルの上で滑ってしまうなどです。

カッパ+マリンシューズ

 足元はびしょ濡れになりますが、到着後、足を拭いて乾いた靴下と靴に履き替える方法です。

 ビーチサンダルなどではなくマリンシューズをおススメするのはしっかりホールドされて安全性が高いためです。

 サンダルでは、不意に脱げてしまったり、滑ってしまったりと危険性が高いです。

 利点は、足元が濡れることを気にしなくてよいので気が楽です。

 欠点は、荷物が多くなる(替えの靴下と靴、タオル)、冬は冷たくて過酷などです。 

マリンシューズ

ラッシュガード+マリンシューズ

 究極がこの方法です。

 全身びしょ濡れになりますが、到着後、全てを着替える方法です。

 「服装編」でも触れていますが、ラッシュガードは肌触りが良くて動きやすく、濡れることを前提に作られているため、雨にも相性が良いです。

 濡れたものは、水を切って干しておけば、状況によっては帰りまでに乾きます。

 まだ、しっとり冷たい場合も家に帰るだけであれば大丈夫でしょう。

 利点は、雨でも服装を変える必要がないこと、濡れることが苦でないため運転に集中できることです。

 欠点は、暑い時期限定、荷物が多くなる、着替えや濡れたものを干す場所が必要、他人からの哀れみの目に耐えるメンタルが必要などです。

ラッシュガード+マリンシューズ
ラッシュガード

その他の対策

 サングラスは、水滴が付き視界が非常に悪くなります。

 荷物は、ビニール袋に入れる、レインカバーを付けるなどがあります。

 対策は、撥水剤を付ける、サングラスはしないなどがあります。

【私の場合】

 一番暑い時期
  上半身:ラッシュガード
  下半身:ラッシュガード(トレンカ)
  足 元:マリンシューズ
  手 袋:指切り

 一番寒い時期
  上半身:カッパ、フリース、ラッシュガード
  下半身:カッパ、ラッシュガード(トレンカ)
  足 元:スニーカー、靴下
  手 袋:フル

 共通
  ヘルメット(シールド付き)
  リュックサック(レインカバー装着)

 状況に応じて色々組み合わせて対応しています。
 基本は濡れて良い部分を多くします。
 びしょ濡れで行って、職場で着替えるスタイルです。
 職場には更衣室と個人ロッカーがあるので助かっています。
 寒い時期に、足先や指先を濡らすと凍傷になるほど冷たくなるのでご注意ください。
 カッパのフードは音が聞こえずらくなるため被りません。

 サングラスは、水滴が付き視界が著しく悪くなるためにしていませんでした。
 雨の日でもサングラスを掛けたいので色々探して、行きついたのが「ソフト99 レインホッパー」です。
 同社の「ガラコ」はある程度の速度がないと撥水性を発揮できないとのことですが、「レインホッパー」は、静止していても撥水性を発現するとのこと。
 実際、雨の日でも走行前にレンズに吹きかけておけば、水滴が付かなくなり視界良好です。
 少々お値段はしますが、得られる安全性と快適性を考えればおススメ出来ます。

レインホッパー

 雨の日でも、リアビューレーダーは使用出来るので、スマホは透明のビニール袋に入れてからスマホホルダーに装着しています。
 スマホは生活防水なので濡れても大丈夫なのですが、スマホケースが濡れるのがイヤなのでそうしています。

おわりに

 雨の日が苦にならなくなれば、新たなステージに入ったかなと思います。

 くれぐれも無理をせず、安全で快適な自転車通勤が出来ることを願っています。

タイトルとURLをコピーしました