■自転車通勤17年目の男が教えるメリットと注意点~初心者でも安全に楽しく走れるようになる方法~(安全装備編その1)

自転車通勤

はじめに

 自転車は良い意味で存在感が薄いため、安全に走行するためには、他者にいかに気が付いてもられるかがとても重要だと考えています。

 同じ2輪車であるバイクは光だけでなく音で存在感を示すことが出来るので良いなと思っています。

 今回は、長年走る中で積み重ねた安全装備の数々について使用感も含めてまとめてみました。

前方安全装備

ライト

 そもそも装備することが義務付けされています。

 少しでも暗いなと思ったら点灯をしましょう。

 これだけで気が付かれる確率がグッと上がります。

 車との右左折時の事故は確実に減ります。

 無灯火は止めましょう。

 年寄の運転者(私のこと)は暗い時は全然先は見えていませんよ。

 無灯火の方は、発見が遅れて激突します!

 歩行者の方にお願いです。

 なるべく発光や反射、明るい服装をしていただけると発見しやすいので大変助かります。

 ロードバイクやクロスバイクは、ライト単体で購入する場合が多いと思います。

 その際、明るさは明るいほど良いと思います。

 スピードが出るので、暗いものでは段差や穴など路面の異常を早期に発見することが出来ません。

 落下物にも注意が必要です。

 これまでに危険を感じたのは、空き缶、ゴミ袋、砂利の山、こぶし大の石、動物の死がい、大きなカメなどです。

 とは言え、目くらましするようでは事故につながってしまうので、適切に路面を照らすようにしましょう。

【私の場合】
 ●CATEYE VOLT800
 お値段は高めですが、明るさ、耐久性、使用時間、充電環境、持ち運びやすさなどを考慮するととてもコスパが良いと思います。
 安い製品は、振動による破損、落下、不具合の発生などにより、あっさりと使用不能となることが多かったです。
 この製品は、もう4年ほど使っていますが元気に点っています。
(Оリングの劣化で降雨走行後はライト内部に水滴が出ていますが・・・)
 先日、バッテリー切れで交換を行いました。
 寿命はメーカーによると標準で300回の充放電です。
 本体はそのまま使えるので、コストも抑えられます。
 キャッツアイは日本のメーカーだけあって細かいところまで良く出来ているなと思います。

新しくNEOが発売に
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本体とバッテリー
水滴が・・・

後方安全装備(反射板、テールライト、バックミラー、リアビューレーダー)

 車道を走っていると、特に後方から接近する車両の挙動が気になります。

 それなりのスピードで走っていますが、自動車のスピードには絶対敵わないので上手に追い抜かれる技術が必要になります。

 また、右左折などで進路を変える場合も後方から車両が来ていないかしっかり安全確認をする必要があります。

 特に、後方確認時はハンドル操作や体勢が不安定になり、転倒や接触の危険性が非常に高くなるので神経を使います。

 このようなことから、後方の他者に対して「自分の存在を知らせること」や後方の「安全確認をスムーズに行えること」は非常に重要です。

反射板(自分の存在を知らせる装備)

 橙か赤で100m後方からでも確認できる位置に取り付けることが義務付けされています。

 普通に販売している自転車なら問題はないと思いますが、後付けでリアバックを取り付けた場合などに隠れてしまわないように注意しましょう。

テールライト(自分の存在を知らせる装備)

 反射板と違い自発光するものです。あると安全性が高まる装備かと思います。

 必要十分なものが2,3千円台で購入できると思います。

 私も色々使用しましたが、一長一短で甲乙は付け難いです。

 簡易的なものは100均でも売っていますが私は購入したことはありません。

 ライト同様に明る過ぎるのではと思うものがあるので、目くらましにならないように気を付けてください。

バックミラー(安全確認をスムーズに行う装備)

 後方確認と言えば、まずはここから始まるのではないでしょうか。

 様々なタイプがありますが、大きければ見やすいが通常時には邪魔で、小さければスマートだが見にくいといったジレンマがあります。

 取り付ける場所によっては自身の体で後方が見られないといった場合もあります、

 いずれにしてもバックミラーは後方確認の補助的な役割です。

 しっかり目視で確認しましょう。

【私の場合】
 ●CATEYE バーエンドミラー
 ロードバイクに付けていました。クロスバイクには後方確認装備は付けていません。
 小ぶりで邪魔にならず必要最低限の視野性はあります。
 ドロップハンドルの先端に取り付けるので体が邪魔で後方が見えないということはありません。
 走行時の振動で鏡の向きが変わることもなく耐久性も申し分ないかと思います。
 強いてマイナス面とすれば以下のようなものがあります。
 ・やはり視野性が必要最低限であること。
  車のサイドミラーのようにはいきません。
 ・降雨時は水滴で使用不能となること。
  撥水剤を塗れば見えるのかも。
 ・たまに足に当たると鏡の向きが変わってしまうこと。

リアビューレーダー(安全確認をスムーズに行う装備)

 自転車のサドル下に装着し、ミリ波レーダーで後方から接近する車両を検知し、自分と相手に音や光で警告するものです。

 機種によっては、アプリと連携することによりスマホの画面で接近する車両の距離や台数がある程度わかるものや事故前後の状況をカメラで録画してくれるものがあります。

【私の場合】
GARMIN Varia RTL515 リアビューレーダー
 通勤距離が長くなり後方からの車両の接近に強いストレスを感じるようになり、バーエンドミラーに変わる後方確認装備を探している時に本製品を見つけました。
 バーエンドミラーの30倍近くの価格に二の足を踏みましたが、購入して大正解です。
 この機種は、接近する車両を検知し、自分と相手に音と光で警告するものです。
 テールライトは通常時は点灯していますが、最接時は点滅し車両に警告をします。
 どのくらい効果があるのか数値化は難しいですが、追い越しする車が多少多めに距離を取ってくれているような気がします。
 最も素晴らしいのが、ガーミンアプリと連携でスマホの画面で接近する車両の接近状況や台数がリアルタイムである程度わかることです。
 これがわかるだけで余裕を持って行動できますし、急に車が横に来てヒヤッとすることも減りますので安心感があります。
 常時、後方から来る車両を心配する必要がなくなるため、後方確認のため振り返ることは激減します。
 注意点としては、レーダーですので条件によっては完璧に車両を捉えることが出来ない場合もあります。
 私の経験で車両を捉えられないケースは、同じスピードで走っている車や自転車やバイクなどの小さな車両が多い印象です。
 また、降雨時や強風時もしっかり機能している印象です。
 片側2車線の道路では、追い越し車線を走る車両も補足するのは致し方ないところでしょう。
 私は、なるべく視線移動が少なくて済むように前方にスマホをホルダーにつけて使用しています。
 いずれにしても、補助装置なので、後方確認の際はしっかり目視をお願いします。

GARMIN Varia RTL515
リアビューレーダー
後方に車両がいない場合は何も表示されません。
車両が接近すると音とともに概ねの距離を表示し続けます。(この場合10m、20m後方に車両が接近中)

スマホホルダー

 基本的に自転車に乗る際はスマホを見てはいけません。
 よそ見や片手での運転は非常に危険です。
 どうしても見る必要がある人はスマホホルダーを使用し、停止した際に確認程度に見ることを推奨します。

【私の場合】
 ●ミノウラ iH-700 Φ22~35
 上記のリアビューレーダーを確認する必要があるため使用しています。
 スマホホルダーを選ぶ際に重視した順番は以下のとおり。
 ①走行時に絶対にスマホが外れない
 ②耐久性
 ③安価である(初めて使うのでお試し感覚)
 ④脱着が容易
 ⑤コンパクト
 当然、レックマウントが真っ先に候補に挙がりましたが、安価ではないという点とスマホ側に専用ケースかアタブターの装着が必要であったため断念いたしました。
(私は、普段使いでスマホの背面は平らが好きなタイプ)
 スマホホルダーは初めて買うので色々悩みましたが、⑤コンパクト以外はクリアしているため大変満足しています。
 さらに、車体より少し遠くに設置できるため視線の移動が少なくて済むところも高評価です。
 ちなみに、スマホは毎回スマホケースから取り外すのが面倒なので、スマホケースごとスマホホルダーに装着しています。

 もう一つ高評価な点は、部品ごとにバラ売りもしているため、破損などがあった場合でも部品のみの交換で済むので助かります。
 私は、使用1年半でクランプが自然劣化で破損しましたが、クランプのみを購入し対応しました。
(走行中に破損しましたが構造上落下しませんでした。)
 全体を買いなおす必要がなく地球にもお財布にも優しいです。
 さすが日本の会社は気配りが違います。

 おわりに

 私の場合まとめてみると安全装備も結構お金がかかっていますね。

 割とガジェット好きなんだなとも思いました。

 毎度おなじみですが、「安全に勝るものはない」のでこれからも色々試してみます。

 

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