■自転車通勤17年目の男が教えるメリットと注意点~初心者でも安全に楽しく走れるようになる方法~(トラブル対応編1)

自転車通勤

はじめに

 自転車通勤で最も起きるアクシデントはパンクだと思います。

 今回は、「パンクをした時の対応策」「パンクを少なくする対策」「経験談と雑感」についてお話します。

パンクをした時の対応策

 自身のスキルと通勤経路をイメージしながら、事前に自分に合った方法で準備をしておくとよいでしょう。

その場で修理をする

 道具と作業時間が必要ですが最も有効な対処法だと思います。

 携帯する道具も少な目ですので最もお勧めです。

 パンク修理セットが千円以下で売っています(空気入れ別)。

 穴の開いた場所を確認するのに水が必要と思っている方もいるかと思いますが、空気入れがあれば音で穴の開いた場所を確認できるので水はなくても大丈夫です。

 また、ホイールが簡単に外せる自転車の場合、予備のチューブを携帯しておいて、チューブごと交換してしまう人もいます。

 修理や交換を行う際は、安全な場所で作業をしましょう。

 もしもの場合に備えて練習をしておくとよいでしょう。

(わざわざパンクさせることはないので、タイヤとチューブを買って自分で交換してみると練習になると思います。)

 最低限必要な道具は以下のとおりです。

  • タイヤレバー:リムとタイヤを外す道具です。
  • 修理パッチ:シールになっていて穴の開いた場所に貼って、穴を塞ぎます。(のりを付けるタイプもある)。
  • 紙やすり:修理パッチとタイヤがしっかり付くように汚いところを磨き新しいゴムを露出させます。
  • 空気入れ:携帯用の小さいもの(手動・電動)があります。(チューブのバルブが種類あるので気を付けてください。大雑把に分類すると、英式(ママチャリ)、仏式(高い?クロスバイク、ロードバイク)、米式(高い?マウンテンバイク)購入の際は自分の自転車に合うかしっかり確認してください。)
  • 布切れ(あれば便利):汚れた手を拭けます。
  • 予備のチューブ(必要あれば):ホイールが簡単に外せる自転車の場合あると便利です。

安全な場所に自転車を置いて別の手段で出勤し、後でゆっくり修理をする

 別の手段は、電車、バス、タクシー、ランニング、徒歩などがあります。

 近くに駅やバス停があれば安心です。バスは事前に時刻表、行き先、経路を調べておくことをお勧めします。丁度いい時間に走っていなかったり、意外と近い場所まで行けたりと発見することがあります。

 この方法のデメリットは、後で自転車を回収してパンク修理をしなければならないので時間と手間がかかることです。

自転車屋に持ち込み修理してもらう

 通勤ルート付近のお店は営業時間や定休日も含めて確認をしておきましょう。

 プロに直してもらえるので安心です。

パンクを少なくする対策

落下物や段差などは極力避ける

 道路の端は、ゴミや舗装が荒れている場合が多いので、走行時は路面にも集中しましょう。

 避ける場合は、後方の車両には十分に注意してください。

パンクに強いタイヤを履く

 通常のタイヤよりも高価ですがパンクに強いタイヤというものが売っています。

 パンクによる危険やストレスを考えると購入を検討してもよいかと思います。 

 私はコンチネンタルのグランプリ5000(700×25C)を履いています。

 色々なタイヤを履きましたが、値段に見合った走行性や耐パンク性能があると思っています。

定期的なタイヤの交換

 タイヤの寿命は3年、走行距離は約3,000kmと言われています。

 日頃からのタイヤの状態を確認する習慣をつけておきましょう。

 明らかに擦り減っている、ひび割れがある場合は交換をして下さい。

不特定多数人が出入りする場所や本来停めるべきでない場所に駐輪しない

 残念なことに故意にパンクさせる輩がいます。

 繁華街や管理人のいない駐輪場は特に注意が必要です。

 やむを得ず駐輪する場合は、人目に付きやすい場所の方が良いかと思います。

 パンクさせることは器物破損、備品の持ち去りは窃盗、いずれも犯罪行為です。

 絶対にやめましょう。

タイヤの空気圧を管理する

 一般的に空気圧が低いとパンクしやすくなると言われています。

 段差に乗り上げた時にタイヤが必要以上につぶれてしまい中のチューブが衝撃で破れてしまういわゆる「リム打ちパンク」やタイヤと道路の接地面積が増えて異物の上を通過することが増えることが原因と言われています。

 タイヤの適正な空気圧は、自転車(タイヤ)の種類によっても様々で、タイヤ側面に表示されていますのでそちらを参考にするとよいかと思います。

 実際のところ、空気圧がわからない空気入れもあるので指で強めに押して少し凹むかなくらいで大丈夫です。

 後は、実際に乗ってみて自分好みの空気圧を探してみるのが良いかと思います。

 注意点は、高過ぎる空気圧だと衝撃を与えた時にタイヤがバーストする可能性もあるので気を付けましょう。

砂利道を通らない 通るときは降りて押す

 砂利道は自動車の通行も少なく安全なことが多いですが、スピードは出せないし、振動はすごいし、タイヤにも良くないので通勤ルートとして積極的に選ぶのはお勧めしません。

 やむを得ず通行する場合は自転車を降りて押して歩くことをお勧めします。

体験談と雑感【みつまめの場合】

パンクをした時の対応策

 昔からその場で修理しています。

 父親が自分で修理していたのを見ていたので当たり前のようにそうしていました。

 変わったのは、穴の開いた場所を確認するのに水を使わなくなったことです。

 これまでに、修理できなかったことはなかったです。

 万が一、出勤時に修理できなかった場合は安全な場所に自転車を置き走って出勤するつもりで装備を整えています。

 帰宅時は自転車を引いて歩いて帰るつもりでいます。

パンクを少なくする対策

 私の場合はこんな感じです。

・空気圧:120PSI
・タイヤ:コンチネンタル グランプリ5000
  700×25C(推奨95~120PSI)
・自転車+体重:約75kg
・空気入れ頻度:2週間に1回
 (入れる時は100PSIになっている)
・タイヤ交換頻度:5,000kmに1回
 (チューブはタイヤ交換2回に1回)

 どうやらかなり高めの空気圧が好みのようです。

 タイヤ・チューブの購入は、ネット購入です。

 ハズレは届いた時点で劣化ひび割れのあるもの。

 チューブのハズレは、いずれも空気が漏れてしまうもので、バルブが壊れていたもの、バルブ付近のゴムが劣化していたもの(夜に空気を入れて朝には抜ける。原因がわからず根気よく調べた)。

 いずれも、面倒で返品や交換はしていません。

パンクの経験談

 パンクは1年に1回あるかないかといった感じです。タイヤをグランプリに変えてからは激減したと思います。修理にかかる時間は、10~15分です。

 良くあるのが修理した数日後にまた空気が抜けているケースで、原因は自分の修理がうまく出来ていなくて直したつもりが直せてなかったことがあります。

 また、直したところ劣化して数か月後にまた空気が漏れだしたこともあります。

 チューブも定期的に交換するようにしましょう。

 思い出深いパンクは、高級タイヤを1週間で使用不可にしてしまったことでしょうか。

 パンクの原因は、細網のグレーチングの隙間にネジが尖った方を上にして挟まっていたのを通過したことでした。

 ボン!という音とともに一瞬にしてタイヤがぺしゃんこになりました。

 幸い赤信号の減速時だったため転倒は避けられましたし、プライベートで急いでもなく、家も近かったので事なきを得ました。

 結局、タイヤの側面に大穴が開き安全面を考えて直すのを断念しました。

最後に

 パンクすると落ち込みます。時間もお金も必要になります。

 でも大切な何かを教えてくれるはずです。前向きに行きましょう!

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